そもそも「なりたい自分」にはなれない
「なりたい自分になる方法」
なんていうあるあるブログタイトル。
はあちゅうさんの著書にもありそうなフレーズ。
ってあったわ。笑
自分の強みをつくる “なりたい自分”を“自分”にしちゃえ。 U25 Survival Manual Series
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ただ、実際に自分の眼で見てしまうと、
まだあるのwwwと、
目からうろこ(セミナー受けた人のあるある感想)が落ちる。
以前登録していたアメブロを久々に開いてみてゲッソリ。笑
持ったものを活かし活かされている
海老蔵さんのブログがすがすがしくて
無茶してないかなあなんて、
一般ぴーぽーが無駄な心配をしつつも
いちばん読みたくなるものだったりする。
(更新がマッハ過ぎて全部読めないけど笑)
まあ話それましたが。
そもそも自分って、
まず自分が生まれ落ちてしまった時代があって、
世界→民族→国→地域→家族
…そしてようやく最後に個人がある。
もちろん、なんでも受け身じゃ倒れる一方で
多少の波風に耐えうるオールぐらいは必要ですよ。
だけど自分なんて、「なる」ものじゃなく、
生かされつくられるもの。
なりたい姿=目指すべき姿
がイコールになる人も稀にいますが。
自分が好きだと思って着る服と
実際に人から褒められる服と
違うことがよくあるのと同じようなものです。
「なりたい自分になる!」と
鼻息荒らして意気込んで、
個人からいきなり世界へと
ベクトルを向けようとすると
そりゃあ現実世界とかみ合わなくなるのは当然で。
それに気付かないから、
「うまくいかない(なりたい)」とかいって、
ノウハウや慰めてくれるコンサルやカウンセラーを
はしごするのがオチです。
まあ、わたしも一人で
鼻息荒らして踏ん張った時期もありました。
人の心の動きといった、
物理的には見えない領域を扱う
カウンセラーやコーチング系の方々との交流があったからこそ
現代の闇だな、と気付くこともありまして、
こうやってイモイモ(?)と
徒然と書きなぐっている現在です。
確かに、「個人」はたいせつです。
ひとりひとりの命がなければ、世界はできあがりません。
だけど、「個人」が
愛だの自由だのご自愛だの語ったところで、
世界を動かしているのはほんの1%の選ばれし人だから
その夢物語も悲しくも破滅の道を辿ります。
(陰謀論とか宇宙人とかっていう話ではなくてね)
そんななけなしの個人ができることなんて
こんなところで生まれるんじゃなかった…
と思ってしまうかもしれない境遇で
よくわかんないけど流れてきてしまった場所で
与えられたことを必死にこなすことくらいしかない。
きっとこれからも何度も書くかもしれないけれど、
愛や夢、収入アップとか絵空事を話して
意識を高く掲げることが使命を果たすことでもない。
「こちらの世界」から「あちらの世界」へ
ステージアップすることなんてないですからねw
「なりたい自分」なんて、
自分の意志で描くものでも作るものでもなく、
眼の前にあるものと、周りの流れを読んで
作られていくものです。